気温も上がったり下がったりしていますが、皆様体調崩されておりませんか。
気候の変化、環境の変化により、身体はストレスをため込みます。
お早めのケアをお願いいたします。
さて、本日は美容鍼灸について書かせていただきます。
最近では、テレビやSNSで徐々に話題になってきている『美容鍼灸』。
ここ5,6年の間にかなり活発になってきました。
教育の場でも美容鍼灸専門の科があったりと、美容のツールとして注目されてきています。
では、なぜ注目されてきたのか。期待される効果を簡単に紹介します。
①お顔の筋肉(表情筋)にアプローチできる。
人は日常の中で、表情筋を30%程度しか使っていないと言われています。
使わない筋肉は血流の低下から水分の低下、そして柔軟性の低下を起こし、簡単に言うと「硬く」なります。
この硬さがシワやたるみ、むくみの原因になると言われています。
その筋肉に血流を戻し、潤いを与えてくれるのが鍼の刺激です。
さらに鍼に電気を流し強制的に筋を動かす事により、その効果を高めることができます。
鍼は『ツボ』への刺激と同時に、細かな表情筋1つ1つを的確に狙って刺激することができます。
簡単に『筋肉にアプローチ』と書いておりますが、実はこれ結構すごいことです。
お化粧品にも「しわやたるみに効果がある」ものがありますが、皆さんはその深さをご存じでしょうか。
ヒトの皮膚は表皮→真皮→皮下組織→筋層と深くなります。また表皮も角質→顆粒→有棘→基底と種類がありますが、お化粧品が届くのは「表皮の角質層」です。
これに対し鍼は、お化粧品の届かない筋層までの刺激が可能です。
真皮にまで入り込んだシワにアプローチするなら、やはり鍼がおすすめです。
②コラーゲンの産生を促進してくれる。
女性に嬉しい『コラーゲン』。栄養素でいえばタンパク質、アミノ酸です。 骨や軟骨、皮膚を作るために必要なものです。 人体にあるタンパク質のうちの約3分の1がコラーゲンといわれています。 しかしこのコラーゲン、年齢とともに減少し50代では20代の約半分までに低下してしまいます。 しかも、加齢により代謝が衰えると、コラーゲンの質が下がってしまうとも言われています。 これは、タンパク質合成の質が下がるなど諸説ありますが、お肌のハリやツヤが衰えてくることを考えると納得です。
では、どうにかできないものか。 そこで『鍼』です。 お顔に鍼をすると、目に見えない傷(マイクロトラウマ)が作られます。 当院では主に直径0.16mmの鍼を使用していますので、本当に微細なものです。 このマイクロトラウマを修復するため、コラーゲンの産生が促進されます。 さらに鍼は、刺した場所の血流が増加し、コラーゲン産生はさらに促進されます。
これは免疫反応の一部ですが、科学的にも実証されています。
この嬉しい効果により、ハリやツヤが戻ってくるという仕組みです。
もちろん、お顔だけでなく、お身体にもこの反応は起きます。 当院の患者様にも、鍼を受けると身体がポカポカする、全身に血が巡ったなど、
おっしゃっていただきますが、 この感覚はぜひ皆様に味わっていただきたいと思っています。
続きは次回へ。
Comentarios